甚平達は、時々姿を見せる化鳥を追って西へ西へと走り続けました。幕府の命令を重んじ、人々の安穏を祈りながら 体にむち打ち木曽谷を南へと向かいました。雨の日も風の日も。
「出たぁ」 「追えっ」 「走れっ」と苦しい旅でした。
皆疲れてきました。
静かな夜 「ギャアー」 と気味の悪い声を出して森の中から飛び立ったりすると、真っ暗な中でもう恐ろしくて家来達は立ちすくんでしまいました。
皆さん見て下さい。きれいな体をしていても 体中に毒気をいっぱい
に持っていました。
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恵那手作り絵本の会